雨ふりうさぎの覚え書き

忘れっぽいので、日々の覚え書きを

ToDoリスト

複数の「やるべきこと」が頭の中にいつも押し寄せ、時々雪崩を起こし、そこからさらに集中力が乱れるという悪循環の中で長いこと戦っていた。

 

私はずっとカレンダー式のタスク管理をしていたが、とあるADHD当事者の方に、ADHD頭の人はToDoリストが向いていますよ、と教えてもらって以来ToDoリストは私の仕事に欠かせない存在になっている。彼はADHD障害者手帳を取ったが、その更新を忘れて失効したという筋金入りさんだ。

彼によるとToDoリストは書き出した分だけ、頭の中のメモリの負荷を下げてくれるので、思考がすっきりする。書き出したToDoリストがまた集団で頭の中に戻ってこないようにするためには、それらの優先順位をつけていくだけでよい。今、必要なタスクだけが頭の中に帰ってくるから、輻輳せずに済む。

 

すごくよくわかる。

私はWEB上の無料ツールを使っているが、ToDoリストを更新するたび、頭の中の霧とか雲のようなものが晴れていくような快感をいつも感じる。

 

昔中華料理屋の厨房でバイトしていた時、マスターの口癖は「厨房はいつも広く使え」だった。使った調理器具や廃棄物は、とにかく速やかに片づけていく。調理台が広いと美味しい料理が作れるのだと。

 

頭の中と厨房はきっと似ている。

 

ToDoリストの項目の中には、着手することに恐怖を感じるものがいくつかある。官公庁関係の報告書とか手続き書類、数字を扱うもの等で、特にフォーマットが決まった類の仕事である。こういう関係は、過去に失敗体験がたくさんある。本来、私の最大の苦手領域なわけだから、やるべきではないことなんだけど、事業管理を仕事にしている以上、避けられない。

企画やクリエイティブな仕事は何も心掛けなくてもタイミングよく着手ができるのに、こういう苦手な仕事からはいつも逃避したくなる。

 

私はクリスチャンなので、こういうとき、ToDoリストを見ながら、時々祈る。まず着手できるように、祈る。そして進められるように、無事完了するように祈る。そうすると心の中の恐れがすっと解けて、着手する勇気が湧いてくる。

 

今日のばんごはん:

鮭のハラス

野菜の厚揚げ

小松菜としいたけと豚肉の炒め物

酢の物

お新香色々