雨ふりうさぎの覚え書き

忘れっぽいので、日々の覚え書きを

ADHD体質でよかった

私は大人になった今も集中力がなく、思考が拡散しやすく、落ち着きがない。規制前に個人輸入したピラセタムのストックがまだ大量にあるので、大事だけど気が進まない仕事の〆切前にはいつもお世話になっているほどである。(在庫切れたら困るな、と思う)。

 

子供の頃、母親が「この子絶対、発達障害だと思うんですけど」と医者に連れて行ってくれたが、当時の医者は、そもそも発達障害というものを知らなかった。発達障害なんて世間に知られるようになったのはここ15年とか10年ぐらい。母のことを無学無教養な人だと思っていたけど(エリートの父親が毎日毎日母の無学をバカにしていたので)、今思い出すと、こういう知識をいろんなところから仕入れていた人だった。(女性週刊誌かもしれないけど)。

 

そんなこんなで、私は発達障害の診断に至らないまま大人になった。

 

思い返せば、教室ではいつも一番前の席だったし、いつもクラスの誰かとぶつかったり、喧嘩していた記憶がある。今だったら100%ADHD診断の基準に当てはまっているし、支援学級に通わされていたかもしれない。プリントを期日に出せないとか、遅刻とかは日常だったし。悪い教師に帰りの会で何度もつるし上げられたりとか。高校も中退したし、余計な苦労はいっぱいしたけど、大人になった今はこのADHD体質を本当にありがたく思っている。

 

教室で集合して先生の言いなりになるような、受け身の学びはできなかったが、自ら師を見つけていろいろなことを学んだ。自ら問いかけて探求する体質が身に付いたことが、何よりの賜物だ。これは仕事に生かされている。

 

ADHD体質で良かったと思うこと:

  • 企画書作成するときの異常な集中力。普通の人が3日間かけるようなパワポを会議の2時間前から着手して完成させられる。(着手するまで、色々なアイディアが頭の中で宇宙のように渦巻いている)。
  • 特有な表現や、意外な視点からの導入で注目を集めるプレゼンも得意だ。
  • 事業計画やサービス企画、コンテンツ企画の出来栄えは社内でも一、二位を争うと思う。
  • 多動のおかげで不思議で面白い人脈があって、今の事業を後押ししてくれる。

 

多分、これからも、この力は私の仕事や生きがいを支えてくれる。

 

社会に出て積み上げて得た自己効力感が後押ししてくれるから、ADHD体質特有のトラブルが起こったり、欠点に人からの批判を受けても、それらが私の存在自体を否定することは、もはや、ない。

 

夫と結婚記念にペアでそろえたネックレスと、最初の誕生日にもらったピアスを即日無くしたことだけは、今でも後悔しているけど。どっちも4℃のやつ。

 

今日のばんごはん:

夫が田酔のテイクアウトを予約してくれている。

私のミッションはジャコとレタスのサラダづくり。