社会人大学院卒業、その後
4年間かけて卒業した大学院、気が付けば卒業から5年が経過した。
2015年、修士論文をやっと書き上げ、認めていただき修了(学術修士)、
修了とほぼ同じタイミングで別の国家資格を2つ取得、
自分の専門性で組織にどう貢献しようかと試行錯誤した3年間を経て、
2018年に社内ベンチャー制度を使って新規事業を立ち上げ、
2020年を迎えた今、少しずつ体制も整い、成果を出し、事業をさらに成長させるために奔走する毎日を生きている。
今があるのは、あの忌々しくも充実した4年間があったからだ。
一生懸命書き上げた下書きを中間発表で叩きのめされ、
正月はPCとコタツだけをお供に、「自分の主観から離れろ」「事実で語れ」という教授の厳しい言葉の通りにデータだけをただ見つめ、データが自ら語りだす瞬間を待ち続ける日々を過ごした。
もう生まれたときからやりなおしたいと思うほど自暴自棄になったころ、本当に「データが語りだす」体験をした。そこから一気に論文の執筆が進み、卒業の日を迎えたのだった。